メタバースとは何か。できることや活用事例をわかりやすく解説【2023年版】

メタバースとは何か。できることや活用事例をわかりやすく解説【2023年版】

近年注目度が上がっているメタバース。しかしメタバースといっても、何ができるのかまだ具体的に定まっておらず、どんなサービスなのか?と疑問に思っているでしょう。

本記事では、メタバースとは「様々な活動が実現できる三次元的デジタル空間」と定義し、何ができるのかどんな特徴なのかを詳しく解説していきます。

この記事の執筆者

運営者-kubotatsu
KuboTatsu

\メタバースプラットフォームを日々勉強しています/

  • THE SANDBOX、EVERDOMEに期待する現職ITコンサルタント
  • EVERDOMEに30万円ステーキング中
  • @meta_shelf

私が使っている仮想通貨取引所

目次

メタバースとは?どんな特徴があるの?

メタバースとは、インターネット上に構築された三次元的なデジタル空間のことです。利用者はアバターを介して他者とコミュニケーションを取ったり、趣味嗜好だけでなく徐々に社会活動も実現できるようになったりと、メタバースは上限のないあらゆる活動が実現できる世界を目指しています。

アバターを介したコミュニケーションといえば、どうぶつの森やフォートナイトのようなオンラインゲームを思い浮かべるかと思いますが、これらのデジタル空間を提供するゲームも一種のメタバースと言えます。

メタバースの特徴として、利用者に特定の目的を持たせないデジタル空間という点があると思います。デジタル空間を提供しているサービスは今までにもありましたが、これらのサービスは提供者の設定した目的やストーリーがあり、補足的な意味で個人の活動がありました。一方メタバースは、特定の目的やストーリーはなく、利用者自身がデジタル空間上で様々なサービスを構築していきます。

例えばポケモンでは、モンスターを集めながら強いトレーナーを倒していくという目的があります。一方メタバースは現実世界の街と同じように、メタバース(街)自体の目的はなく、デジタル空間上に様々な施設やイベント、社会が作られ、それらの中で各々目的や活動が生まれていきます

近年なぜメタバースは注目されているのか

近年メタバースが注目されている理由として、ブロックチェーン技術によりデジタル上での一意性が担保できるようになったことがあげられます。ブロックチェーンにより、デジタル上の貨幣である仮想通貨が、円やドルといった現金と交換できる資産として確立されました。

これまでのメタバースに類するサービスでは、サービス内での資産(アイテムや貨幣)を収集しても、サービスを超えた有用性をありませんでした。例えば、どうぶつの森で集めたベル(お金)は、どうぶつの森内での価値にすぎません。しかし近年のメタバースを代表するプラットフォームでは、仮想通貨やNFT(代替不可能なトークン)をベースにしているため、資産の価値がプラットフォーム内に留まることことなく、現実世界にも価値を持ち出すことができるようになりました

近年のメタバースを代表するプラットフォームの一つである、TheSandbox(ザ・サンドボックス)ではプラットフォーム内の貨幣は仮想通貨のSANDをベースとしています。

デジタル空間上で得た資産が現実世界でも価値を持つようになったことが、近年の注目度の大きな要因と言えますが、他にも様々な技術革新も相まり、メタバースが盛り上がっています。現に、メタバース上で仮想通貨を稼ぎ、現実世界の貨幣に換金して稼ぐといった動きが既に生まれています。

メタバースで現在できること・活用事例

メタバースの特徴を活かし、現在様々な場面での活用が始まっています。

東京や浅草、京都の街並みをモデルとしたデジタル空間が造られたり、デジタル空間上での会議やセミナー入社式などビジネス上での活用や、住宅展示場や音楽ライブ、結婚式などのイベント形式での活動も見られます。

私たち利用者目線での活用では、百貨店形式のデジタル空間でショッピングを楽しくことができたり、スポーツや飲み会などへの転用、またメタバース空間上での出会いをきっかけに結婚に至ったケースなども発生してるようです。

メタバースをイメージしやすい映画・作品例

分類作品名
映画(アニメ)サマーウォーズ2009年
映画(アニメ)竜とそばかすの姫2021年
映画マトリックス1999年
メタバースをイメージしやすい作品例

まとめ:メタバースは様々な活動が実現できる三次元的デジタル空間

メタバースは特的の目的を持たず、利用者自身により営みを創造していくことができるデジタル空間とご紹介しました。

しかし2023年現在、メタバースで何か作るなら「このプラットフォームで起こすべき」のようなメジャーなサービスは定まっていません。

そんな中でもメタバースを触ってみたい方のために、本記事執筆者のおすすめするプラットフォームとその初め方をご紹介しているのでぜひ興味をお持ちの方は触ってみてください。

メタバースのよくある質問・Q&A

メタバースとVRやARとの違いは?

VR(Virtual Reality)は「仮想現実」とも呼ばれ、デジタル空間上の出来事を、音響・映像・感触等からあたかも現実のように感じさせる技術です。AR(Augmented Reality)は「拡張現実」とも呼ばれ、デジタル空間と現実世界を掛け合わせることで現実を拡張させる技術です。

一方、メタバースはデジタル空間と空間上で営まれる世界そのもので、VRやARはメタバースをより促進させることができる技術の一部と言えます。

メタバースとMMOの違いは?

MMO(Massively Multiplayer Online)は多人数が同時参加できるオンラインゲームです。ゲームと言っても、仮想空間上で他者とコミュニケーションを取ったり、近年では結婚といった現実に近いイベントを行うこともできるゲームも存在します。

メタバースとの大きな違いは、目的やストーリーあるかどうかの違いです。MMOでは様々な行動を自由にできるといっても、運営が決めたゲームの目的やストーリーがあり、ユーザーはそのストーリーに沿ってプレイしていきます。一方メタバースは、プラットフォームの運営はいますが、運営が目的やストーリーを設定することがなく、ユーザー自身が世界やその営みを生み出していきます。

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